目の病気(ドライアイ)について

ドライアイとは

いろいろな原因によって、分泌される涙の量が減少します。 また、涙の成分が変化して目の表面の粘膜に異常が起こし、肌荒れのような状態となります。 このような状態で、目の乾きや疲労などの症状を伴う状態を「ドライアイ」といいます。 この「ドライアイ」は、男性よりも女性の方がなりやすく、特に中高年女性に多い症状です。 しかし、自分がドライアイだと気づいていない人も多くいます。 ドライアイになっている目は、刺激にとても敏感な状態となっています。 乾いている目に冷たい風が当たるだけでも、刺激となり涙がでます。 冬の時期に自転車に乗って、冷たい風を受けることで、刺激され涙がたまるのもドライアイの症状です。 ドライアイの状態のまま放っておくと、目に不快感がするようになり、慢性化してしまうことになります。 すると、生活にも支障きたす可能性があります。 また、鮮明に物をみる力も低下してしまい、目の疲れから肩コリや頭痛を引き起こします。 ...

涙分泌から排出までのしくみ

涙が分泌されることによって、目の表面は、涙の膜で覆われています。 涙の働きには、「目を乾燥から守る」「異物や汚れなどを洗い流す」「目に酸素や栄養を供給している」などです。 涙の分泌は、まばたきをすることで、涙腺から分泌されています。 まばたきをしたときは、目の表面は涙で覆われています。 まぶたを閉じたときは、涙点という小さな穴か涙が排出されています。 また、まつげ上下の根元近くにあるマイボーム腺からは、涙の蒸発を防ぐための油が分泌されています。 さらに、目の表面に涙を維持させるために、角膜や結膜などの一番外側に位置する上皮細胞から粘性の強い「ムチン」という成分が分泌されています。 ドライアイになっている人は、涙の分泌や排出などしくみの異常が起こっているためです。 最近、研究によってわかってきたのが、ムチンの分泌が正常でないとドライアイになりやすいということです。 ●ドライアイチェック ・まばたきせずに目を開けたまま10秒間キープできますか。 できない場合は、ドライアイの可能性があります。 ・次の項目の1つでも当てはまる場合は、ドライアイの可能性があります。 「目がゴロゴロ、ショボショボする」「目が疲れやすい」「午後になるとかすむ」「目覚めたとき目が開きにくい」「寒いと涙が出る」「悲しくても涙がでない」などです。 ...

ドライアイの原因

ドライアイになる原因には、生活環境が関係しています。 特に「パソコン」「エアコン」「コンタクトレンズ」が原因の上位です。 ●パソコン 画面をみているために、まばたきの回数が減少します。 そのため、涙が蒸発してしまいます。 すると、目が乾きやすい状態になります。 ●エアコン 空気を乾燥させるため、涙も蒸発しやすい環境となります。 ●コンタクトレンズ きれいに使用していると思っても、レンズはだんだんと汚れていきます。 汚れているレンズを使い続けていると、ムチンが分泌されにくい状態となります。 また、最近は、メイクや美容外科の手術などの影響で、ドライアイが増加しています。 目の周りにメイクすることで、マイボーム腺を塞いでしまうため、本来分泌される油の妨げになるので、ドライアイを引き起こす原因となります。 顔のシワを取る注射や手術によってまぶたの閉じ方に影響が及ぶことがあります。 まぶたが閉じにくくなることでドライアイになることもあります。 他に、涙や唾液が出にくくなる病気「シェーグレン症候群」「結膜炎」「マイボーム腺の分泌障害」などもドライアイを引き起こす原因となります。 ...

ドライアイの対処法

ドライアイを防ぐためにどう対処したらよいのか、ドライアイの原因の上位について紹介します。 ●パソコン 休憩をこまめにとるようにして、まばたきをすることを意識します。 パソコンの画面の位置は、見下ろすようにすることで、目の開きすぎにならず目の乾燥を防ぐことにつながります。 また、パソコンだけでなくテレビや車の運転も同様で、まばたきを意識してください。 ●エアコン エアコンからの風向きを調節してください。 風が直接顔に当たらないようにします。 また、加湿器を用いたり、入浴することで目の保湿効果が期待できます。 ●コンタクトレンズ レンズはきれいに保つことが大切です。 目の疲れを感じたら眼鏡を使うようにします。 定期的に検査することも大切です。 市販の目薬もありますが、添加物が含有しているために、目に刺激を与えてしまうかもしれません。 使用しすぎると、かえって症状をひどくしてしまうことがあります。 1週間から2週間ほど使用しても症状がよくならいときは、早めに眼科を受診することをおすすめします。 ...

ドライアイの治療

眼科によるドライアイの治療では、次のような方法があります。 ●点眼薬 点眼薬(目薬)を用いる基本的な治療方法です。 ドライアイの症状が軽症であっても重症でも、点眼薬は使われます。 また、「人工涙液」や「ヒアルロン酸」が含有している点眼薬を使うこともあります。 「人工涙液」は、涙と似た成分でつくられています。 ●涙点プラグ シリコン製でできている涙点プラグを涙の排出される涙点に挿入して、涙の排出を止めます。 この治療方法の場合は、目の粘膜に触れる必要があるため、点眼麻酔を使用してから涙点プラグの挿入をします。 痛みはほとんどなく、外来でも受けることが可能な治療法です。 この涙点プラグを用いた治療をした後は、涙が排出されなくなります。 そのため、目の入った異物などは、人工涙液を使って目からあふれるようにして洗い流します。 また、涙点プラグが外れてしまうということもあるので、治療した後は、定期的に眼科で検査を受けることをおすすめします。 ...

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